症状別プラセンタの利用法

アトピー性皮膚炎とプラセンタ

 

 

プラセンタはアトピー性皮膚炎の治療にも効果があるとされおり、病院で治療を行うことができますが、現在ではまだ健康保険の適用外となっています。

 

 

アレルギー疾患の一つとされるアトピー性皮膚炎ですが、その原因や症状が複雑多岐にわたり、専門医の間でも見解は分かれているようです。
乳幼児に多くみられますが、成長するにつれて治っていくものと、そうでないものがあり、また、治りにくい成人型のアトピー性皮膚炎もあります。

 

 

私たちの身体には、体内へ侵入した異物を排除しようとする、先天性の免疫システムと備えています。
異物を「抗原」または「アレルゲン」といい、この抗原をブロックするために作られる物質を「抗体」、これらの一連の反応を「抗原抗体反応」といいます。
そして、身体に有益な抗原抗体反応を「免疫」と呼び、反応が効きすぎてしまうことを「アレルギー」や「過敏症」といいます。
アレルギーには、アトピー性皮膚炎のほか、喘息やアレルギー性鼻炎などもあります。

 

 

アトピー性皮膚炎によるかゆみを取り除く薬の一つに、ステロイド剤があります。
ステロイド剤は治療効果の高い薬ではありますが、長期間使用すると、皮膚の繊維芽細胞を破壊し皮膚が薄くなったり、湿疹ができるなどの副作用もあります。

 

 

ステロイド剤のこういったマイナス面を補うために、プラセンタ・エキスが使用されます。
注射または内服と同時に、皮膚へのプラセンタ・エキスの塗布も行います。
プラセンタのもつ上皮細胞増殖因子や線維芽細胞増殖因子が、ステロイド剤で壊された繊維芽細胞や上皮細胞を増やし、健康な皮膚を作り出していきます。
さらに、神経の異常興奮を抑える働きもありますので、かゆみを感じにくくもさせてくれます。